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あの「富士通を辞めた人」のことなど

最近、割と全力疾走。

でも、もとの足が遅いだけに成果が伴わないという…

ちょっと思ったことをバーっと書く。

富士通を辞めた人のこと

今、話題になっている例の件について

anond.hatelabo.jp

この方をひと言で言えば「まあ、運が悪かったね」ってこと。

「運で決まるような配属が一般的なのがおかしい」という意見は最もだけど、配属や就活のシステム、社会人のなんたるかみたいな議論は他に任せてここでは言及しません。完全に個人の感想を。

 

希望通りの配属にならない不満もわかるし、配属先のメンバーに恵まれていればもう少し違った結果になったんじゃないかな、とも思う。

僕が最初に就職した会社も富士通で、この方と同じように3ヶ月間の新人研修を経て、僕の社会人経験で最もつらかったプロジェクトに配属されて不遇の1年を過ごした。

ブラック部署で、怒号・罵声は当たり前、無視する人や責任を押し付ける人もいた。あれだけ個性的なメンツがよくぞ集まったという感じの部署で、今思い出しても「よくもったよ、過去の自分、偉い」って感じ。

ちなみに、富士通の名誉のためって訳じゃないけど、こんなところばかりではない。技術的にも人間的にも優れた人はいっぱいいるし、大企業でしかできない規模の仕事を、やり甲斐をもって充実しながら打ち込んでいる人は沢山いる。

 

希望の部署じゃない。

不遇の扱いを受ける。

 

若い時の数年を、無駄と思うかどうかは個人の自由だし、そういう考え方も理解できる。できるだけ最短ルートで自分のやりたい仕事や職種に付けるほうがいいに決まってる。若くて気持ちの熱いうちにやりたいことに携わった方が、きっと飲み込みもいいはず。

でも、僕の人生を振り返ると、無駄だったことなんてひとつもないんだよね。

ブラック部署で不遇の扱いを受けたことも、それが耐性となって、その後の仕事でどんなことが起きても動じないし折れなくなった。

不遇の1年を過ごした後、全く専門外だった「金融分野」に配属されたことで、今、会社を起こしてそれで飯が食っていけるようになっている。

3ヶ月という新人研修も、名刺交換の仕方や挨拶のマナーまで、小さい会社じゃ教えてくれないような経験も、今、役に立っている。(名刺文化が良いか悪いかは別にしてね)

今ある環境を、自分の糧とするか無駄なものにするかは、結局自分次第なんだよね。渦中にいるときは、なかなかそういう思考になりにくいけど。

厳しいことを言えば、本当にできる人は、どんな環境でも実力でゴリゴリ道を切り拓いて、あっという間に自分のやりたいことやポジションを築いていく。それは大企業でも中小企業でもベンチャーでも同じ。もちろんそんな人はごく一部だし、それができないからダメっていうのではない。僕も無理。

この方を責めるつもりはないし甘いとも思わない。辞めるのも自分の決断。僕も当時、ブラック部署にあと1年いたら辞めていたかも。

ただ、この経験を糧にして、今後の社会人生活に活かしてほしいな、と思う。

そして今後、広く活躍していくつもりなら、前職や会社のことを悪く言うのは控えたほうがいいよ、と老婆心ながら思う。人と人はいつどこでつながるか本当にわからないから。

まあ、増田だし、愚痴のひとつも言いたくなったんだろうけどね。